カーシェア「カレコ」を利用して、房総1日遠足に行ってきました。
青山物産の遠足は、大抵専務の福永が言い出しっぺなのですが、今回は私、四方田が提案してみました。
インスタグラムで評判になった千葉の濃溝の滝をちょっと見てみたかったのと、房総だったら鋸山にも登ってみたいと思っていたので、2ヶ所いっぺんに。
移動手段は、前回のカーシェア「カレコ」の6時間パックで遊んでみたで大活躍の、カーシェア「カレコ」。
さすがに海を越えて房総までだと6時間パックは厳しいだろうという事で、12時間パックで予約しました。
首都高代をケチって、環七を南下し浮島からアクアラインへ。
お決まりの海ほたるに立ち寄り、房総へ進みます。
房総の山里の風景を見ながら一本道を進み、
着きました!濃溝の滝の入り口に!
ここから舗装された木立の間の遊歩道を進み、
坂を下ると見えてきました。
濃溝の滝です。
インスタグラムで話題になったせいか、平日にもかかわらず、僕らと同じような観光客がたくさんいました。水も綺麗で少し離れたところでは水遊びをしている子供たちも。話題の写真は早朝に撮られたようです。僕らが着いたのが11時でしたので、朝日が差し込む景色とはいきませんでしたが、それでも十分に癒される景色でした。
駐車場へは、別の遊歩道で。ここは蛍の生息地でもあるそうです。
大量の蛍が飛び交う様子は、子供の頃に宮本輝原作の映画「蛍川」で観た限りで、実物ではありません。昔は広尾の有栖川公園でも飼育していましたが、数は多くありませんでした。来年は子供たちと一緒に蛍を見に来てもいいかな。
濃溝の滝を堪能して、次は鋸山へ。鋸山のある富津市は、いちご狩りでも有名な場所。数年前子供を連れて来たときにいちご狩りの後のアクティビティとして提案したら、無下に却下された場所。その時の恨みを晴らすべく、山を越え、鋸山へいざゆかん!
いくつか山を越え、浦賀水道方面へ出ます。濃溝の滝からはおよそ50分。ロープウェイの駐車場に車を停め、歩いて登山口まで。
こんな景色の道をてくてくてくてく。
登山道は僕らが登り始めた道からは、「関東ふれあいの道」「車力道」「安兵衛井戸と沢」の3つに分かれます。目指すは一番易しいとされる「関東ふれあいの道」コース。
分岐点にやってまいりました。右が目指す、簡単な方の「関東ふれあいの道」、左が「車力道」。易しいといわれている方が急な階段、難しいといわれている方がなだらかな傾斜。先が見えない中で、目に見える現実だけでの選択を迫られました。
そんな時現れたのが、やさしい方から大変そうに下りてきたこのお方。
「あんた達も上るのか?こっちはこの階段がしばらく続くからやめとき。」
一瞬でゆく道を照らしてくれました。
という事で車力道へ。
車力道は、江戸時代にねこ車で切り出した石を麓まで運んでいた道。森の中の石畳はなかなかの風情。
切り出し場跡の横を抜け、絶壁階段を上ると、
目の前に現れたのは、360度見渡せるパノラマの景色。
その名も「地球が丸く見える展望台」。
途中結構な雨に打たれながら、引き返そうかとも思ったりもしましたが、来てよかったです(泣)
左の霞がかっているのが大島、右に見える半島は、三浦半島。1時間の苦労が報われる景色です。13時半に駐車場を出発し、ここまで1時間。
さて、絶景も見れたので、さらっとロープウェイに乗って帰るか。ということになったのですが、なんとここからロープウェイまで40分かかるとか。向こうに見える山頂の建物がロープウェイの発着場のようです。
来た道を下ってもそんなに変わらないじゃん!しかも、結構な登り坂もあるらしい。。。
冷静に考えて、来た道を戻るのが安パイですが、行きと帰りの道が違うところに散歩の醍醐味、新しい発見があるもの。
途中には名所の「地獄のぞき」もあるとかで、新たな発見を求め、少し頑張ってみることにしました。
目指すは、この先っぽ。
一旦もと来た急な階段を下り、三叉路で道を変え、石切り場方面へ。
岩を切り出して道を作ったと思われる切り通しには、切り出し痕の縞模様に苔が付き、幻想的な雰囲気でした。
いくつかに分かれていた石切り場の、まずは観音洞窟と呼ばれる場所へ。
一旦下に掘った後、更に良質な石を求めて奥へと掘り進んでいった場所の様です。
下から見上げると、こんな感じ。
続いては、岩舞台と呼ばれる石切り場。
昭和60年まで採石を続けた最後の石の元締め、芳家石店(鈴木四郎右衛門家)の石切り場跡です。(中略)「安全第一」の文字の上あたりがツルハシで切った跡からチェーンソーの跡に変わっており、機械化された昭和33年当時の石切り場が、その高さにあったことが確認できます。(中略)今ではコンサートが開かれる等、文化発信の場として地域活性化の舞台にもなっています。(現地案内看板より)
コンサート会場にもなっているとは!!
会場に着くまでの苦労はありますが、自然の中で自然の音響で聞く音楽は、また違った趣がありますね。
絶壁の麓には、錆びて動かなくなったブルドーザーや石切りの道具に草がからまり、ラピュタを連想させる不思議な風景でした。
ここまで来ると、お目当ての地獄のぞきまではあと少し。切り通しの狭い道を抜け、日本寺北口の管理所が見えてきました!
日本寺は725年開山とされる古刹。岩山を彫った大仏やバーミヤン遺跡のようなくり抜かれた岩に彫刻した百尺観音など、由緒あるお寺です。
お目当ての地獄のぞき。パノラマ展望台を出発してから1時間10分。予想を大幅に上回る距離でしたが、来てよかったです。
私は過度な高所恐怖症なので撮影だけ。それでもカメラを持つ手が震え、立って撮影ができないほどの恐怖でした。先っちょで、笑顔で手を広げるなんてありえないですね。。。
鋸山の最後のアクティビティ、ロープウェイへ。懐かしの硬券を久しぶりに見ました。最新のロープウェイは4分で地上に戻してくれます。
13時30分から16時4分まで、約2時間30分の非日常な場所を巡る、不思議な旅でした。
最後は、オーシャンビューの温泉で汗を流して、帰路に。
アクアラインが出来てからとても行きやすくなった千葉ですが、神奈川方面と比べると、なんとなく後回しにしてしまっていました。いちご狩りくらいしか知識がなかったせいもあるかもしれません。
都内からもすぐですので、まだまだ知らない千葉の魅力を発見したら、行ってみようと思います。いまのところは、いつかは簀立漁に挑戦してみたいかな。
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