南葉山でマルチハビテーション
『マルチハビテーション』
「複数居住」という意味合いで世間では使われていますが、なんとなく2年前くらいからずっと心に引っかかっていた言葉でした。
生活の質を高めていこうと考えた時に、東京の生活だけでは生活の質を高めるための要素に限界があると感じており、雑誌等で「都会と田舎」、「都市と自然」とか、よく二項対立的に語られたりするけども、「ざっくりしすぎた議論だし、別にどちらかにする必要ないじゃん」って常々考えていました。
そもそも、両方とも必要だと思うし。もっと、グラデーション的ないいとこどりの生活。
そんなことを考えたときに、マルチハビテーションという考え方・手法は、いいなと思ったわけです。
でも、複数居住自体が単純に目的になったら面白くないなーとか、モヤモヤしていた時に、ハイライフ研究所という機関が、1998年に調査研究として発表した文章の中に、しっくりくる文章に出会いました。それが下記の文章です。
個人の暮らしの中で、「公的な部分」と「私的な部分」、
さらに「時間」「空間」「財」を自由に配分し自分のオリジナルのライフスタイルを作っていく。
それがマルチハビテーションであり、その配分の基準となるのは個人の価値観である。
自己実現のプライオリティーをどこに置くかが、はっきりとしていることが、マルチハビテーションの条件である。
1998年にこんなことを考えていたとは。。
でも、まさにこれです。その通りだと思いました。
そんなわけで、新しい可能性を見つけるために、南葉山の芦名にセカンドハウスを買ってみました。
40平米弱の古いマンションですが、世田谷の自宅から車で1時間弱で行けることと、バルコニーからこの景色なので、東京に住んでいたらなかなか出会えない生活要素。
近くの浜辺を散歩しながら、サンセットを眺めたり、ゆっくりと釣りをしたりと。
気合を入れずに、何も決めごとをせずに、ゆるい感じで使っていきたいと思います。
とりあえずは水がきれいなことに驚きました。
やってみたら、きっと何か発見があるはず。
まず、やってみてからの発見を大切にしていきたいと思います。
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