ほぼ月ブログ、ブロック塀考察
ほぼ日ならぬ、ほぼ月になってしまった怠惰な書き手をお許しください。
先日、現地調査に西武池袋線の大泉学園駅に行ってきました。高校の同級生の実家があったので、学生時代はよく遊びに行った懐かしい駅です。芝生の畑?(販売用の芝生を育成する畑)が至る所にあり、のどかな印象があり、駅前の変わり様にびっくりしましたが、駅から少し歩くとまだまだ当時と変わらない、戸建と畑が混在するのどかな雰囲気が残っていました。
そういえば、東京23区内最後の牧場、小泉牧場も大泉学園でしたね。住宅街に突如現れる牧場の匂いと牛の鳴き声に驚いた記憶がありますが、よくよく考えれば、周りの町並みとそんなに違和感ないのかなとも思ってしまいます。
そんなのどかな大泉学園は、久しぶりの訪問であらたな発見をくれました。
「ブロック塀」です。
ドラえもんやハットリ君、サザエさんなど、日本が誇る漫画に登場し、脇役ながら日本人の心に浸透している背景である、ブロック塀。時にはキャッチボールの相手になり、時には猫の通り道になり、「のぞき」を効果的に演出してくれる小道具であり、ハットリ君ではシンちゃんや獅子丸の抜け道にもなるブロック塀。
徐々に形を変え、姿を消してゆくブロック塀ですが、大谷石や玉石垣、板塀などとともに、日本の町並み形成一端を担い、懐かしい記憶をよび起してくれます。大泉学園を歩いているといろいろな形が目に付きましたので、撮ってきました。
■基本の菱型
足を引っ掛けて上るときに、一番引っ掛けやすい形です。
■青海波
せいかいばと読みます。
文様の青海波はこちら
ブロックは上の青海波をかたどったもの。この写真は左が基本形、右は下の山を大きくして半分にしたもの。
■四割菱。甲斐武田氏も家紋にしていた文様です。
■菱型の変形、松葉菱の二連。
■井筒。猫が通りやすそうな形ですね。
■無双窓のような型抜き。
風通しはあまりよくなさそうなので、意匠重視ですね。
■不明
これはどんな文様でしょうか?
■壁当ての基本形。プレーンタイプ。
■荻窪で見つけたたぶん特注品の文様。
所有者のこだわりが見える一品です。
町中の雰囲気を変えるブロック塀。是非気にしてみてください。
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