無垢フローリングを深く勉強したいと思って
今日は木材やフローリングの知識を深めたいと思って、新宿のとあるショールームへ行ってきました。
ショールームは写真撮影禁止でしたが、知識豊富な優しい女性が色々教えてくださいまして、結果的に行って良かったわけです。
フローリングはデザインだけでなく、その特徴や変化の仕方を知ると奥が深くて面白い。
「30年経った時が一番美しい顔になる」とうれしそうに話す担当者を見て本当に木が好きなんだなと思ったわけです。
そこで知っておいたら面白いだろうなと思った知識があります。
針葉樹と広葉樹の分類はよく耳にする事もありますが、広葉樹における環孔材と散孔材の存在です。下の写真をご覧ください。
タモとブラックチェリーのフローリングサンプルの断面です。
タモよりブラックチェリーの方が木の密度が高くて、気泡のようなものが少ないのが分かりますでしょうか?タモの「穴のようなプチプチ」は導管といい水を吸い上げる管です。
これが大きくて木目がしっかりと現れるのが環孔材と言います。断熱性が高くて粘り強いのが特徴です。散孔材は導管が不規則に配列されており、はっきりしない木目が特徴です。
大まかに分けると
・環孔材:ナラ・タモ・ケヤキ・チーク
・散孔材:カバザクラ・メープル・シナ・ブナ
今日頂いたサンプル材。
その中で、「杢:もく」の存在は僕の心をくすぐりました。杢とは木目の不規則な配列によって、材面に現れる模様のこと。オークなどの柾目面に現れる「虎斑:トラフ」、メープルで知られる「バーズアイ」など。
これは偶然の産物なので自然のアートを感じますね。ヨーロピアンオークの130mm巾の節目がしっかりと残っているフローリングがお気に入りです。これ↓
カタログから。
節目が味になります。素材がスギやヒノキだと節目をゴキブリと間違えて叫んでしまったという話もお客さんから聞いたことがあります(笑)それも産物。
ちなみにこれ↓フロアタイルです。要するにプリントです。
やっぱりよくできてるなぁ。
青山物産のオフィスに利用しました。
コスパはかなり高いと思います(笑)
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