個人が建てた日本初?の分譲+賃貸マンション「川口アパートメント」
2013-01-25
2021-07-18
小倉です。m(_ _)m
文京区を代表するヴィンテージマンション「川口アパートメント」です。
場所は都営大江戸線・三田線の「春日駅」から歩いて10分。
目の前は三井家の総本家。少し先には小説家、永井荷風の生家。伝通院近くの閑静な住宅街の中にあります。
東京オリンピックの年の昭和39年築。築年数は来年で50年。
日本でも最初期に建てられたモダンな集合住宅は、作家であり大映の取締役でもあった川口松太郎が、自宅の建て替えを兼ねて建てたマンションで、その縁もあってか芸能著名人が多く住んでいたとか。
川口アパートメントと命名したのは曽野綾子とのこと。
ヴィンテージマンションのひとつ「秀和シリーズ」の第一号、秀和青山レジデンス(芦原義信設計)やライオンズマンション第一号のライオンズマンション赤坂も同じ時期に建てられています。日本初の億ション、東京コープのコープオリンピアは翌40年の竣工。
区分所有法が制定されたのが昭和37年で、デベロッパーが参入する前ですので、個人で行ったのであればすごいことですね。
アパートと聞くと今では高級なイメージはありませんが、当時としてはモダンな高級マンションの事で、広々としたエントランスに車寄せフロントサービスと、新築当時に住んでいた住人が洗練されたな方々だった事が伺えます。
当時はプールやレストランもあり、住人の集いの場だったそうです。
高級分譲マンションだった川口アパートメントは、約50年という年月を重ね、味わい深いヴィンテージマンションへ姿を変えています。
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