リノベーションリポート~日本橋~Part3

中古マンションを購入しリノベーションするプロジェクト、日本橋のリノベーションレポート パート3です。


解体工事が終わり、いよいよ造作工事です。造作工事は、解体後のまっさらな空間に、壁や床、天井の枠組み(下地)を作る工事です。

今日の職人は、斉藤さん(左)と佐別当さん(右)です。

全体の状況。

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ここでは、躯体現しにしないので、天井の下地も作ります。

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床は無垢材を使用しますが、遮音性を高める為に、ゴム足の上に下地を敷きます。

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キッチンです。壁に向かっていたものを、前に出してオープンにし、カウンターキッチンに変更。そのため、配管も位置をちょっとだけ変更。

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このお部屋は、もともと二重床でしたのでキッチンの移動も難しくはありませんが、コンクリートに直にフローリングを貼っているケースでは、配管のスペースだけ床を上げなくてはなりません。そうすると、単に段差ができるだけではなく、天井高も他より低くなってしまいます。特にキッチンは、床だけでなく、上部にも排気ダクトがありますし。

購入後に、『キッチンの移設が出来なかった!』というお話もよく聞きますので、検討している方は、購入前に確認する事をお勧めします。

今読んでいる本です。

藤森照信の「天下無双の建築学入門」
ドアや天井、床について、なるほどと思わせるコラムばかりで、軽いタッチで楽しく読めます。
・天井の存在理由(レゾンデートル)
・水平か垂直か、それが問題だ<階段について>
・ステンレス流し台が座敷を駆逐<台所について>
・その昔、屋根には花が咲いていた<芝棟について>
などなど。

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四方田裕弘
  • 四方田裕弘
  • 1976年生まれ、東京生まれ東京育ちで2人の娘の父です。建物、特に近代建築が好きで、ちょっとした旅行でも近代建築を探し当て、見に行ってしまいます。

    【保有資格】CPM(米国不動産経営管理士)/(公認)不動産コンサルティングマスター/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士/管理業務主任者/相続アドバイザー